【2024年最新】アルコールチェッカーの5つの選び方や種類を解説

【2024年最新】アルコールチェッカーの5つの選び方や種類を解説 コラム

2022年にアルコールチェックが義務づけられる対象者が拡大しました。
測定を行うアルコールチェッカーにはさまざまなものがあり、選び方に悩む方も少なくありません。

本記事のテーマはおすすめのアルコールチェッカーです。この記事を読めば、以下に関する理解を深められます。

アルコールチェック義務化やアルコールチェッカーの概要
アルコールチェッカーの選び方

アルコールチェッカーを探している方、おすすめのアルコールチェッカーを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

アルコールチェッカーが必要な理由とは?

アルコールチェッカーが必要な理由とは?

飲酒運転による事故を減らすために、道路交通法施行規則でアルコールチェックが義務化されました。
ここからは、アルコールチェックの義務化や対象者について詳しく解説します。

アルコールチェックの義務化について
アルコールチェック義務化の対象者について

アルコールチェックの義務化について

2011年5月1日から緑ナンバーの自動車を保有する企業において、事業所内にアルコール検査機器を常備し、点呼時のアルコールチェックが義務付けられています。
また、2022年に道路交通法が改正され、白ナンバーの自動車であっても一定数以上を保有する企業は、アルコールチェックが義務化されました。

2021年6月に千葉県で、飲酒運転の白ナンバートラックが児童を死傷させる事故を起こし、今後このような事故を防ぐ目的があります。
白ナンバー自動車のアルコールチェック義務化は、以下の2段階で実施されました。

時期 内容
2022年4月
  • 運転前後に運転者が酒気を帯びていないか、目視などで確認する
  • 酒気帯び確認をした結果やデータ、日誌などを記録し、1年間保存する
2022年12月 2022年4月に義務化された内容に加え、以下を実施

  • 国家公安委員会が定めるアルコール検知器を活用し、運転前後の運転者に対し、酒気帯びの有無を確認する
  • アルコール検知器を常時有効に保持する

アルコール検知器は各営業所に常備し、遠隔地で業務を行う運転手は携帯型のアルコール検知器を携帯させなければなりません。
また、運転管理者は毎日「電源が入ること」と「損傷がない」かをチェックし、アルコール検知器が適切に使用できるか確認する必要があります。

さらに、週1回以上の頻度で以下の確認も求められます。

1. 酒気を帯びていない者がアルコール検知器を使用した際に、アルコールを検知しないこと
2. アルコールを含む液体などを希釈し、口内に噴霧した際にアルコール検知器がアルコールを検知すること

アルコールチェック義務化の対象者について

アルコールチェック義務化の対象者について

2022年の道路交通法改正により、アルコールチェックが義務化されたのは、以下いずれかの条件を満たす企業です。

・定員が11名以上の自動車を1名以上保有する
・白ナンバーの自動車を5台以上保有する

なお、業務で使用する車両が対象で、原付を除くバイクなどの自動二輪車は1台を0.5台としてカウントします。

アルコールチェッカーのタイプ・種類

アルコールチェッカーのタイプ・種類

義務化されたアルコールチェックのためのアルコールチェッカーには、さまざまなタイプ・種類が存在します。
ここからは、アルコールチェッカーにおける2つのタイプと3種類の計測方法について詳しく解説します。

2つの設置タイプについて
計測方法3種類

2つの設置タイプについて

アルコールチェッカーには、以下2つの設置タイプがあります。

タイプ 特徴
携行型(ハンディー型) 鞄やポケットに入れての持ち運びがしやすく、遠距離移動をする人に最適なタイプです。
小型で据え置き型よりも価格が安い傾向があります。また、中には据え置き型と兼用の商品も存在。便利である一方、使用回数が決まっているものもあるため、注意が必要です。
据え置き型(設置型・卓上型) 営業所や事務所に設置するタイプで、決まった時間に営業所などを行き来する企業に最適です。
搭載している感知センサーの交換をすれば、中・長期的に活用できます。ただ、携帯しにくく手軽にチェックができません。
また、携行型と比べ価格が高い傾向もあります。

携行型と据え置き型は特徴が異なります。
基本的には、自社のドライバーが遠方に行くか、毎日一定の時間に行き来するかでどちらが合うかを検討すると良いでしょう。

計測方法3種類

選ぶアルコールチェッカーにより計測方法も異なります。3種類の計測方法とそれぞれの特徴は以下の通りです。

種類 特徴
吹きかけ式 検査機器に直接息を吹きかけて計測するタイプ。
ストロー式 ストローを活用し息を吹きかけて計測するタイプ。
吹きかけ式と比べ周囲の影響を受けにくいため、精度が高い。
マウスピース式 専用のマウスピースを活用し息を吹きかけて計測するタイプ。
ストロー式同様、周囲の影響を受けづらく精度が高い。

吹きかけ式は周囲の空気により影響を受ける可能性があるため、ストロー式もしくはマウスピース式がおすすめです。

アルコールチェッカーの5つの選び方

アルコールチェッカーの5つの選び方

アルコールチェッカーは、さまざまな企業が開発・提供しており、どれを自社で活用すれば良いか悩む企業も少なくありません。
ここからは、アルコールチェッカーにおける以下5つの選び方について詳しく解説します。

1. センサーの種類で選ぶ
2. 勤務体系に合わせて選ぶ
3. 保存方法に合わせて選ぶ
4. 年間の測定回数で選ぶ
5. 追加機能で選ぶ

1.センサーの種類で選ぶ

アルコールチェッカーには、アルコールを検知するためのセンサーが導入されています。
燃料電池式と半導体式の2種類があるため、自社に合うものを選びましょう。
各種類の特徴は以下の通りです。

種類 特徴
燃料電池式 アルコール以外にほぼ反応せず、半導体式と比べ耐久性が高い傾向があります。
価格が比較的安いものからデータ管理など拡張機能が実装されたものまで、種類が豊富です。
ただ、半導体式と比較すると初期費用やメンテナンスコストが高くなる傾向があります。
半導体式 小型で持ち運びがしやすいものが多く、価格も比較的安価です。
また、測定に時間がかからず素早い検査ができます。
一方で、アルコール以外にも強い匂いに反応するケースがあります。

2. 勤務体系に合わせて選ぶ

勤務体系に合わせるのもアルコールチェッカーを選ぶ際に重要です。
前述の通り、アルコールチェッカーには携行型と据え置き型の2種類が存在します。

据え置き型は、名前通り営業所や事務所に設置するタイプで、毎日営業所などでの出庫や帰庫する人向けです。
携行型と比べると初期費用は高い一方で、長期間活用できます。
また、第三者の目があるところで検査を行うため不正抑止効果が高いと言われています。

一方、携行型は遠方へ行くなど営業所や事務所に寄らない人向けです。
小型なものが多く、いつでもどこでも検査ができます。
必ず営業所・事務所に寄るか否かで、どちらが合うかが異なります。

3. 保存方法に合わせて選ぶ

検査結果を電子データとして保存するか、書面で保存するかも、アルコールチェッカーを選ぶ際のポイントです。
アルコールチェックの結果は法律に基づき1年間保管しなければなりません。
電子データで保管した方が管理に負担がかからず、かつデータを改ざんできないため不正防止効果もあります。

ただ、パソコンなどの機器を導入する必要があり、その分コストが増加します。
一方、書面での管理はコストをかけずに開始可能ですが、改ざんがしやすく管理が煩雑です。
それぞれメリット・デメリットが異なりますが、電子データでの保存をしたい場合、自動で連携するアルコールチェックを選ぶと良いでしょう。

4. 年間の測定回数で選ぶ

アルコールチェッカーのセンサーには使用期限や測定回数の上限があるため、選ぶ際に確認しましょう。
適切な検査には、定期的なメンテナンスや買い替えが必要です。
利用期限や測定回数はアルコールチェッカーにより異なりますが、1年間使用できるものがおすすめです。

毎年同じ時期に交換すれば良いため、わかりやすく安心して検査ができます。
年間でどの程度検査するかは「従業員数×1日の計測回数×1月あたりの稼働日数×12ヵ月=年間の検査回数」で算出可能です。
中には、使用期限が近づくとブザーがなるものもや検査可能回数が表示されるものもあります。

また、携行型は基本的に使い捨てですが、据え置き型の多くはセンサーの交換やメンテナンスにより再利用可能です。

5. 追加機能で選ぶ

アルコールチェック以外にどのような機能があるかも確認すると良いでしょう。
例えば、セーフくんの場合Ssalesforceなどの管理システムと連携し、各従業員におけるチェック記録の保管やレポートが可能です。

書面の管理・保管が不要で、業務の効率化につながります。
また、検査結果と併せて顔写真や位置情報などを記録できるものもあります。
導入するものを選ぶ際は、自社に必要な機能や求める機能があるかを確認ください。

従業員のアルコールチェック結果をSalesforceで楽々確認

まとめ:業務用アルコールチェッカーは「セーフくん」がおすすめ

まとめ:業務用アルコールチェッカーは「セーフ君」がおすすめ

本記事では、アルコールチェック義務化やアルコールチェッカーの概要、アルコールチェッカーの選び方について解説しました。
2022年よりアルコールチェックの対象者が拡大し、以下が必要です。

・運転前後に運転者が酒気を帯びていないか、目視などで確認すること
・酒気帯び確認をした結果やデータ、日誌などを記録し、1年間保存すること
・国家公安委員会が定めるアルコール検知器を活用し、運転前後の運転者に対し、酒気帯びの有無を確認すること
・アルコール検知器を常時有効に保持すること

チェックをするだけでなく記録の保管が必要になり、併せて行えるアルコールチェッカーの利用がおすすめです。
セーフくんであればSalesforceなどと連携できるため、保管などの体制も保ちつつ複数のチェックができます。
ご興味がある方はぜひお問い合わせください。